私は2015年前後に、協力会社の人と情報共有を行うために社外用プライベート端末が必要だったので、別途格安SIMとしてIIJを契約していました。利用条件は「電話はしない、電話機能が必要な場合はSkypeかLINEを利用する」事を前提としています。
そのためMVNOを利用し、携帯電話を2台持ちしていたのですが、その際に利用していたのが「IIJの格安SIM」です。(キャリアとしてdocomoを所持しています)
IIJは5年間利用していましたが、IIJを利用していた理由は、当時(およそ5年前)はIIJがドコモの基地局を利用しているという事もあり通信速度と通信安定性が共に良いという評判が多かったからです。
実際のところ前評判通りで、この5年間そこそこの安定性と速度はありました。
しかし個人的に1番気になったのは、朝晩のどこかで通信が途中でジャムる(詰まる)感じがあったと言う事です。(特に電車移動中)
端末を変えても同じ事象が発生したので、キャリア側の問題である確度は高く「データプランしか契約してないしまぁこんなもんだろう」と心の中で思いつつも、いつか乗り換えたいなーと思い数年が経っていました(笑)。
MVNO選び事始め
新しく乗り換えるにあたり難しかったのが、どのキャリアを選ぶかと言う事です。
格安SIMでも差は出ますが、安定性、速度、共に満たした格安SIMも存在します。
まず注意すべきは、格安SIM関係で調べた時に、なぜか脈絡も無く記事の最後で出てくる、mineoとLINE mobileです。これはこの2社がアフィリエイト掲載しているためです。
そのためこの2社は選考対象外とさせて頂きました。(速度計測を見た限りmineoのauプランは夜だけは早いですが朝昼は遅いか普通といった程度で他のキャリアプランも同等です)
自分が最終的な判断基準としたのは以下の2つです。
1.速度検証を行っていなるサイトの朝昼晩の数値確認
格安SIM系は、時間帯によって通信量と速度が大きく変わるものがあるため、一概な評価には注意する必要があります。
下記のサイトを見るとわかるのですが、Y!mobileとUQモバイルは全時間帯でほど安定的な速度供給が出来ています。
Y!mobileに関して言えば親会社のソフトバンクより速いほどです。
これはY!mobileがイー・アクセスとウィルコムを吸収合併して出来た会社なので、既存基地局を利用しているからです。
国内だとやはりau系の通信事業者を利用するのと、全体的に速くて安定しています。
2.ヨドバシカメラとビックカメラの店員それぞれに聞いた
家電量販店に行くのが好きなので、買物ついでに冷やかしで聞いて来た結果ではあるのですが、ビックカメラとヨドバシカメラ、それぞれ別店舗で中立な店員、計9人に聞いたところ、「3大キャリアと同等の速度を求めるのであればY!mobileかUQモバイルしかない」と言うのが最終的な売り文句になっていました。
違うお店で聞いても同じようなことを言っていたので、店員さんが同じ教育を受けているの可能性は高いです。
とはいえ上記の計測結果を見ても、Y!mobileとUQモバイルは全時間帯ほぼ安定的な速度供給をできていそうなので、おそらく言っている事に間違いはないという事になります。
ただしY!mobileは価格帯がわかりにくく、数年すると1000円値段が上がってしまうので、価格帯が他より高くなるため注意が必要です。
そう考えると必然的にUQモバイルになったわけです。
実際UQモバイルに変更後、通信時に詰まったような感覚もなくなり、通信速度も普段使っているdocomo回線と違いも感じなく、ゲームをやっていても快適です。
IIJとUQモバイルでキャリア変更して、通信安定度にここまで差があるとは思っていませんでした。
登録時にau idが発行されるので、昨今の使い道としてQRコード系の決済(au pay)とも組み合わせていけます。
またUQ mobileは、6月1日に新料金プランの「スマホプランR」を導入する様で、データ容量は月10GBで容量超過後も1Mbpsで通信できる新プランを2980円(税別)で提供するそうです。これは楽天やY!mobileに対する対抗策であり、2020年10月にはUQ mobileはKDDI(au)と統合しサブブランド戦略をやっていくと言う事です。
まとめ
結論だけ書くと早い格安SIMは下記の2つです。
下記の2社に関しては、2大キャリア並みでソフトバンク以上の通信速度と安定性を持ち、通信が混雑する時間帯でも毎回の計測で、3大キャリアと同等もしくはそれ以上の速度スコアを叩き出しています。
どちらも、大手キャリアの運営策が講じられており、早いにはそれなりに理由があります。
上記2つであれば、値段を下げつつ、使用感が3大キャリア並みを維持できる可能性が高いです。