Google Pixel 3 XL使い勝手徹底レビュー!使えるAndroid端末なのか!?

当時、Pixel 3シリーズの半額券をたまたま手に入れたので半額ならばと購入する事にしました。

値引き割合が一番大きくなる最大サイズ・最大容量のGoogle Pixel 3 XL 128GBをGoogle storeから購入したのでsimフリー版になります。

2年ほど使っていて良い点と悪い点が見えてきたのでレビューしていきます。

開封の儀 unboxing

国内のストアで購入したのに海外から商品が配送されて来ました。

受取り時に関税はかからず、梱包は海外輸入品らしく適当です。

全く使っていませんが付属品は結構入っています。

純正のケースも同時購入しました。

写真は本体に埃が入らないうちにガラスフィルムを貼っています。

全体的にかなり薄く出来ており、背面は思ったより綺麗な作りになっていました。

ガラスバックが傷に対して意外と強いようですが、一応注意しましょう。

全面ガラスでできているため、つるつる滑りやすく注意深い人でないと裸持ちは危険かもしれません。

ディスプレイ

ディスプレイは有機EL採用で解像度もコントラストも良くかなり綺麗です。

最近のandroidデザインは本体サイズに比べて表示画面のサイズが広いため見やすいです。

ただディスプレイの明るさの自然調節機能(輝度調整)が謎で、少し暗い状態から始まり不安を覚えるので、余計な機能はオフにしておいた方が使いやすいです。

色空間は同世代のiPhoneと同じため見比べても大差はないです。

ノッチに関してはそこそこサイズがあるため人によって好き嫌いが分かれるでしょう。個人的にはノッチの左右でアイコンが分かれるので結構好きです。

アメリカではバスタブの溝だと言って盛大におちょくられていたので、後発機以降はノッチのデザインが変わっています。

レスポンス性能

メモリ4GBと控えめだったので心配していましたが、やはりアプリの使い方によってたまに足りない時があります。

ゲームなどだと、別アプリを開いているとたまにアプリがハングして強制終了というのがあります。1つだけ動かしているときはサクサクなんですけどね。

Google純正機のためメーカーの余計なカスタムがないのでワンクッション分早く感じます。

現行のGoogleの機能をふんだんに使えるためGoogleが好きな人には良いと思います。

レビューでちらほら見ましたがレスポンスに問題があれば初期不良の可能性が高いのでメーカーに返品しましょう。

携帯性

指紋認証の位置は背面に有り、人差し指が回しやすいため認識させやすいく良いです。

しかし、個人的に気に入らないのは取り回しが悪いという点です。

長く使ってわかったのが、同世代の同じサイズの強豪製品に比べて重量が少しだけ軽いはずなのに、サイズが大きく角のデザイン性がよくないので持ち辛く、取り回しが悪いです。

Android端末からの機種変更なのですが、重さや掴み辛さを感じたことが無いため、持ち辛さや重さに不快感を持っています。

片手でゲームをする時などは小指を下に回さないと支えられないのですが、重いせいで疲れるのと、この重量だと完全なスマホ指になります。

逆に両手で持つにはサイズが中途半端なのとディスプレイのエッジが邪魔なのでどういった想定で作られたのかが非常に謎です。

以前GoogleのProject Araが「スマホ本体を落とした時にモジュールがバラバラになってフレームから取れてしまう可能性があるから」と言う理由で販売を延期し最終的にポシャったのを思い出しましたが、とにかく人間が普段の生活の中で手に持って利用することをあまり深く考えていないなと感じました

ポケットから出す、カバンから出す、手に握る、アプリを使う、ゲームをする(片手両手それぞれ)、置く、落とす、といった基本動線がないがしろにされていると思います。

バッテリー

バッテリー持ちは悪く、本体とバッテリーサイズから考えると物足りなく本当に微妙と言う表現を体現しています。

置いておくだけで、何もしていなくても2,3時間で5%バッテリーを消費しているので、一体何に電力を使っているのか気になります。

普通にネットサーフィンやアプリのしよう程度であれば1,2日は持ちますがこれは同価格帯のスマホも同じだと思います。およそ8時間ほどでバッテリーが尽きます。

当然3D機能や位置情報によってバッテリー負荷は変わってきますが上記以上のスピードでバッテリー消費をしていきます。

PD対応なので充電速度は当然速く、フル充電も1〜2時間を見て置けば良いと言ったところではないでしょうか。

基本的にバッテリーセイバー機能は常にONにしておく必要があります。

カメラ

このサイズのスマホには軒並みリアカメラが2台搭載されていますが、謎のこだわりからシングルカメラです。

Night Sightという夜景モードはソフト的な処理で美しい写真を撮れるという、シングルカメラでもソフトウェアで対応できることを証明しています。

本来であれば、レンズ数の増加に伴う価格高騰は価値のあることなのでしょうが、単眼なのに本体金額が高いので謎のこだわりレベルになっていて残念です。

単眼のiPhone8と撮り比べてみましたが解像度は格段に高いです。

左がiPhone8で右がPixel 3 XLです。

アクセサリー

市場優位性のない製品が一番困るのが、まともなケース/フィルム無い問題です。

大体海外製品はメーカー純正を利用するのですが、Pixelシリーズはファブリック素材です。

ファブリック素材はポケットやカバンなどから取り出し安いというメリットがある反面、6インチ以上の180g以上のXLサイズスマホだと手から滑ると言うデメリットがあります。

Pixel 3 XLの持ちにくさと合間って、メーカー純正品としてはいまいちなので、Pixel 3をベースに生産コストだけを考えて販売しているのだろうなと思います。

結局、純正品とSpigenのケースを使い比べてみていますが最適解でななく妥協点レベルです。

保護フィルムは良いガラスフィルムを提供していたメーカーが販売終了してしまったので、pet製フィルムでよければPDA工房のものがサイズ感的に良いです。

中華直販の謎のフィルムは端が浮くゴミなので、お金を捨てるだけで買わないようにしましょう。

購入特典

Google Play Pointsがゴールドになる特典が付いているのですが、これはPixel 3シリーズで初めてアクセスしたアカウントに対して36時間以内にgmailで送られてくる方式です。

私は24時間以上経過してメールが来なかったためGoogleに問い合わせてみましたが36時間経過しないと特に出来ることは無いと言われました。

翌日無事にメールは送られ来たためゴールドステータスになっています。

またこの世代機はGoogleフォトの容量無制限アップロード特典が付いているのでそこはお得でした。

今後発売されるPixelシリーズのスマートフォンについてはGoogleフォトの容量無制限アップロード特典が廃止になる可能性が高いです。

まとめ

Google純正機のため全体的にシンプルでうるさくないのは好印象ですが、スペックの割に値段が高く期待外れ感は否めません。

評価が難しいところですがAndroidスマホの中では、比較的多くの人にお勧めできる部類ではあります。

前評判通りカメラや速度レスポンスは性能が良いと感じましたが、コスパを考えると他商品の方が良い買い物になると言うのが現実です。

私は50%OFFの65,500円で購入出来たので値段相応と感じていますが、これが定価の131,000円と考えた場合購入する価値は全くないと思っています。

セールを連発していたのをみると価格のつけ方が間違っていると言えます。これを10万超えで購入している人はお金持ちだなーと関心していました。

如何せんスマホは日常製品のため取り回しが重要です。平均的に使い辛くストレスが溜まったり壊してしまうと元も子もありません。

そこが担保されていないのはいかにもシステム屋の大ボスでありハードウェア作りが下手なGoogleらしいなと言う感想です。

どうしてもPixelが使いたい場合はPixel 3aシリーズか、少なくともXLではない通常のサイズをお勧めします。

また後発機たちはこの重さに対応するため、樹脂製の端末になっていますが、価格帯のわりに強度が落ちるという点があげられます。

後述と教訓

渋々使っていたのですが最終的に先代機に戻しました。

最終的にドコモが21,384円で投げ売りを始め、後継機Pixel 4シリーズを販売しなかったのが言葉無き答えだと思います。

端末の利用用途は個人によって異なるため合う人もいると思います。

少なくとも私には単純なハードウェアとして合っていなかったという事で、今後数年に渡ってGoogle製のハードウェアを優先して購入する必要は無さそう、といった事が体験出来たのは勉強になりました。Googleと仕事した時に良い印象が無かったのでそこで気付くべきでしたかね。

個人的に自分の調査方法が抜本的に変わり、英語圏の文化帯にガッツリ浸かるキッカケになったので一連の流れを通して逆に良かったです。

何事も困ったことがあれば原因を探りそれに対応するにはどうしたら良いかを考え実行する"改善"が重要と言う事です。

一応程度の参考までに

JerryRigEverything

Unbox Therapy

dxomark

anandtech

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