Appleは、Windows 11のゲームをmacOSに移植するプロセスを簡素化することを目的とした新しい開発者向けツール「Game Porting Toolkit」を公開しました。
このツールにより、開発者はAppleのM1およびM2チップの機能を利用して、DirectX 12のWindowsベースのゲームをmacOS上で実行することができます。
従来の移植方法とは異なり、本ツールキットは開発者による大規模な修正や最適化の必要性を排除しています。
開発者は、3つの簡単なステップを踏むことで、Mac上でのゲームの性能評価、シェーダーの変換とコンパイル、Metal Shader Converterの利用が可能になります。
Game Porting Toolkitは、Valve社のSteam DeckやそのProtonレイヤーと同様に、macOS上でWindowsゲームを実行するためのソリューションを提供します。
このツールキットは、macOS Sonomaにアクセスできる開発者がすでに利用可能で、Cyberpunk 2077のような負荷の高いゲームで成功したパフォーマンスを実証しています。
macOS Sonomaにゲーム専用モードを導入し、小島秀夫監督のような著名なゲーム開発者のサポートを得ることで、AppleはApple Siliconの力でゲーム業界におけるプレゼンスを拡大する態勢を整えています。