
Googleは、AIアプリ「Gemini」に新機能を追加し、AI生成画像やユーザーがアップロードした画像を直接編集できるようにします。
背景の変更、オブジェクトの差し替え、要素の追加などが可能で、たとえば自分の写真を使って髪色を変えた姿を生成することもできます。
この機能は段階的に提供され、45以上の言語に対応予定です。
Geminiアプリのグループプロダクトマネージャーであるデヴィッド・シャロン氏は、「AIで作成した画像やアップロード画像の編集が簡単になります」と述べています。
編集機能は今年3月にAIスタジオでテストされ、今回は一般向けにリリースされました。
Geminiは背景の変更や要素の追加など高度な編集が可能になり、衣装チェンジや風景変更なども行えます。
テキストと画像を組み合わせたコンテキスト編集も強化されており、物語の初稿作成とそれに伴う画像生成なども可能です。
ただし、この技術はディープフェイクなど悪用の懸念も伴います。
対策として、Geminiで生成・編集された画像には目に見えない「SynthID」ウォーターマークが自動で埋め込まれます。
さらに、目に見えるウォーターマークの導入も検討中です。
この機能は、ChatGPTにも今年3月に導入され、当初は月額約3万円のプラン限定でしたが、現在はすべてのプランで利用可能(制限あり)です。
Geminiでの料金体系は未発表ですが、一部機能が有料化される可能性があります。
他のAIチャットボットではまだ発表はありませんが、今後同様の技術が広まると予想されます。