
Googleは、画像生成AI「Imagen」の最新バージョン「Imagen 4」を発表しました。
2025年のGoogle I/Oイベントで明らかにされたもので、従来のImagen 3と比べて大幅な性能向上が図られています。
Imagen 4は、繊細なディテール表現に優れ、複雑な布の質感、水滴、動物の毛並みまでリアルに描写可能です。
写実的なスタイルから抽象画まで高い表現力を持ち、解像度も初めて2Kに対応。これにより、プレゼン資料や印刷物でもより高品質な画像を活用できます。
また、AI画像生成の難関とされてきた「テキストの表現」においても、Imagen 4は進化を遂げ、従来のImagen 3でもタイポグラフィは改善されていましたが、Imagen 4ではさらに精度が向上しています。
Googleによると「スペルや文字配置が大幅に改善され、グリーティングカードやポスター、コミックの作成も容易になる」とのことです。
利用制限については、Imagen 3と大きく変わらないと見られます。
Geminiのチャットボット経由で使用する場合、無料ユーザーは1日あたり10〜20回、有料のGemini Advancedユーザーは最大100〜150回の画像生成が可能です。
ただし、現実の人物を描く画像には引き続き制限があります。一般的な人物の描写には問題ありません。
Imagen 4は順次、GeminiだけでなくGoogle Workspaceのさまざまなアプリ(Whisk、Vertex AI、Slides、Vids、Docsなど)で利用可能です。
さらに、Imagen 3の最大10倍の速度で画像生成できる超高速バージョンも近日中に登場予定です。