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Samsung Galaxy S25がついに「Galaxy Unpacked」で発表されました。
事前に語られていた噂通り、Galaxy S25はハードウェアの小さな改良と、Galaxy AIを中心とした新機能に注力しています。
ハードを新モデルにアップグレードする価値があるか、考える際の参考情報を考えます。
購入を検討すべきポイント
1. Snapdragon 8 Elite搭載の高性能
Galaxy S25は最新のSnapdragon 8 Eliteを採用しました。
CPU性能37%、GPU性能30%がそれぞれ向上し、前モデルを大幅に上回るパフォーマンスを実現しています。
個人的に朗報なのが、今回は全世界で同じQualcomm製チップセットを採用しているため、地域による性能差がありません。
2. 強化されたAI機能
Galaxy S25のAI機能は、昨年のモデルから大幅に進化する想定です。
新しいAIエージェントは、イベント情報の検索、カレンダーへの追加、友人への連絡を1つのコマンドで実行可能にします。
自然言語検索による迅速な検索を実現。プライバシー保護にも配慮されている点もポイントです。
3. 高精細なディスプレイ
6.2インチの画面サイズはそのままで、新規のProScaler機能で画像の鮮明度が40%向上しています。
デジタル自然画像エンジンにより、消費電力も効率化されています。
これにより、明るさを保ちながらバッテリー寿命を延ばせます。
4. 洗練されたデザイン
Galaxy S25は前モデルよりも若干コンパクトで、わずかに薄く軽量化されています(0.2オンス、約5g軽量)。
わずかな違いですが、持ち運びの快適さを向上させています。
5. 価格据え置き
Galaxy S25の価格は前モデルと同じく$799(128GB版)からスタートしています。
日本だと円安の影響でどうなるか不明ですが、多くの製品が値上げされる中、価格据え置きに設定しているのは嬉しいニュースです。
購入をスキップする理由
1. カメラの進化不足
カメラハードウェアはGalaxy S24と同じ50MPメイン、12MP超広角、10MP望遠(3倍ズーム)構成です。
ProVisualエンジンやAI編集機能の改良はあるものの、他社のカメラ進化と比較すると目新しさに欠けます。
2. One UI 7が旧機種にも提供
Galaxy S25の新機能の一部であるOne UI 7は、Galaxy S24やS23など現状サポートされている端末にも提供されるため、旧機種ユーザーが新モデルに乗り換える必要性を感じづらいくなります。
3. Qi2ワイヤレス充電対応の制約
Qi2規格に対応していますが、利用にはQi2対応ケースが必要です。
また、バッテリー見合なのか充電速度は従来の15Wから向上しておらず、ここはやや残念です。
4. 競争激化するAndroid市場
他のAndroidメーカーも製品力を強化しています。
たとえば、Pixel 9はGalaxy AIのような新機能を取り入れ、OnePlus 13はカメラ性能でリードしているのが現状です。
他のメーカーと比較すると、Galaxy S25の改良点が控えめに感じられてしまいます。
展望
Galaxy S25は、洗練されたAI機能やSnapdragon 8 Eliteのパワフルな性能が魅力ですが、カメラや充電機能など一部の分野では大きな進化を欠いています。
発展した機能を見ると、少なくともS24 Ultraを所持している人は早急に買い替える必要はなさそうです。
旧モデルからのアップグレードを検討する際は、自分が一番使用する機能に照らし合わせて検討する事になるでしょう。