SamsungがついにGalaxy S25でバッテリー健康データを提供

近年、バッテリーに焦点を当てた機能が増加しており、寿命に関する取り組みが目立ちます。

スマートフォンはバッテリーもしくは画面が最初に故障することが多いため、こうした機能は歓迎される内容です。

詳細なバッテリー情報を提供する機能は注目されており、SamsungのGalaxy S25シリーズにも新たに追加されました。

この機能はAndroid 14のリリース以降、他のAndroid端末では既に登場していましたが、Galaxyシリーズでは今回が初めてです。

新機能では、バッテリーの全体的な健康状態(パーセンテージ表示)、製造日、使用開始日、そして充放電サイクル回数を確認できます。

充放電サイクルとは、バッテリーが0%から100%まで充電され、再び0%に戻る一連の過程を指します。

このサイクルを繰り返すたびに、バッテリーは少しずつ劣化し、数年使用すると充電容量や性能が徐々に低下するのです。

こうした情報を知ることで、例えばバッテリーの寿命が短くなった場合に、原因がバッテリーにあるかを確認できます。

バッテリーの状態が悪ければ、交換を検討する手助けにもなります。問題解決のための診断費用を省きつつ、交換に必要な費用だけで済ませることが可能です。

バッテリー交換は決して安価ではありませんが、新しいスマートフォンを購入するよりははるかに低コストです。

ただし、Galaxy S25の修理のしやすさや部品の入手性が鍵となります。

昨年、iFixitがSamsungとの提携を終了したことや、同社の修理方針に問題が指摘されている点を考えると、セルフ修理が簡単ではない可能性もあります。

Galaxy S25を購入予定の方は、バッテリー情報を設定メニューで確認できます。

「設定 > バッテリー > バッテリー情報」と進むだけです。

ただし、One UI 7アップデートでこの機能が旧モデルにも提供されるかは現時点で不明です。

機能に期待したいところですが、今回の追加は一歩前進といえるでしょう。

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