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会社で使用していたMacBook Proが、まるでどら焼きのように膨らんだバッテリーで閉じなくなった経験があります。
スリープ中のフリーズやWi-Fiの不具合なども発生し、危険性を実感しました。
実は、13インチモデルでも膨張が確認されており、リコール対象や修理方法を知っておくことは非常に重要です。
本記事では、膨張バッテリーの症状チェック、公式情報に基づく安全な対応方法、修理手順まで、実体験を交えて詳しく解説します。
MacBook Proのバッテリー膨張とは?
バッテリー膨張は、リチウムイオン電池の内部ガスが溜まり、物理的に膨らむ現象です。
放置すると端末の破損や最悪の場合、発火のリスクもあります。
特にMacBook Proの一部モデルでは、使用開始から数年以内に膨張が報告されています。
膨張の症状と見た目チェック
- 天板が閉まらない
- 本体底面が浮いている
- キーボードやトラックパッドが押し上げられる
- 「どら焼き」のようにバッテリー中央が膨らむ
動作異常でわかる膨張のサイン
- スリープ状態でフリーズする
- Wi-Fi接続が不安定になる
- アプリの動作が遅くなる
こうした症状は、バッテリー膨張による基板や無線機器への圧迫が原因のことがあります。
リコールと安全性の確認
Appleは過去に一部モデルのMacBook Proバッテリーをリコール対象としました。
特に15インチモデル(2015年9月〜2017年2月販売)が報告されていますが、13インチモデルでも膨張が確認されています。
Apple公式リコール情報の確認方法
公式サイトでシリアル番号を入力すると、自分のMacBookが対象かどうか確認可能です。
[Appleサポートページ日本]法的・航空機規制の情報
膨張バッテリーは発火の危険があるため、航空機への持ち込みが禁止される場合があります。
2015〜2017年販売モデルの一部は対象です。
修理・交換方法
膨張バッテリーは放置せず、公式ルートでの修理・交換が推奨されます。
Genius Barへの持ち込み手順
- 公式サイトから「Genius Bar」を予約
- 端末を持参して修理受付
- 技術スタッフによる診断・交換
郵送修理の流れ
- 近くにApple Storeがない場合は、チャットまたは電話で郵送修理を依頼
- 梱包指示に従い端末を送付
- 修理完了後、端末が返送される
修理費用・期間の目安
- リコール対象なら無償交換
- 通常修理の場合はApple公式料金表に基づく
- 期間は予約状況により1〜2週間程度
予防と再発防止
バッテリー膨張は使用環境や充電習慣によってリスクが変わります。
使用環境や充電習慣の注意点
- 高温環境での使用・充電を避ける
- 長時間のフル充電・過放電を避ける
- 過度に負荷の高いアプリや仮想環境の同時使用は注意
バッテリー膨張を早期に発見するチェック方法
- 定期的に底面・天板の膨らみを目視
- 動作異常があれば早めにApple公式サポートへ相談
まとめ
MacBook Proのバッテリー膨張は見た目や動作の変化から確認可能で、放置は危険です。
- まずは公式サイトで自分の端末の状況を確認
- 膨張が確認された場合はGenius Barか郵送で修理
- 日常の使用環境・充電習慣を見直して再発を防ぐ
安全のため、早めの確認と修理を強く推奨します。