
「Made by Google」イベントが正式に発表され、Pixel 10シリーズの全貌が明らかになるのも時間の問題です。
イベントは8月20日に開催されますが、それに先立ち、GoogleはPixel 10の背面デザインを初公開しました。
この公式ティーザーが公開される直前、Pixel 10の新たなカラーバリエーションを示すレンダリング画像がリークされました。
Googleはこれまでも豊富なカラーバリエーションを提供してきましたが、今回もその姿勢は健在のようです。
Android Headlinesが公開した最新のレンダリング画像によると、Pixel 10は従来よりも鮮やかな色合いで仕上げられています。
Pixel 9のカラーバリエーションも魅力的でしたが、Pixel 10ではより強い彩度が加わり、視覚的なインパクトが増しています。
今回のモデルも全4色の展開とされ、「Obsidian」「Indigo」「Frost」「Limoncello」が用意される見込みです。
Obsidian(黒)はここ数年の定番色で、今回も継続。一方で、これまで人気だったPorcelain(白)は廃止され、Frostというやや青みがかったクールな色調が代わりに登場します。
中でもIndigo(藍色)は注目のカラーです。Galaxy Z Fold 7のブルーシャドウよりも明るく、Googleでは初代Pixelの「Really Blue」以来となる鮮やかな青が復活。
Galaxy S25のネイビーに近い印象もありますが、Indigoのほうが彩度が高く個性的です。
そしてLimoncello(レモンイエロー)は、Pixel 9の落ち着いたグリーンとは対照的な明るさが特徴。過去の緑系カラーよりもはるかに鮮やかで、ラインナップの中でも最も目を引きます。
ただし、今回Peony(ピンク)が廃止され、代替色がない点は少し残念です。
さらに注目すべき点として、標準モデルに背面3眼カメラが搭載される可能性が浮上しています。
うち1つは11MPの望遠カメラで、これはPixelの標準モデルとしては初の試み。これにより、50MPのメインカメラと13MPの超広角カメラとあわせて、従来よりも多機能なカメラ構成が実現される見込みです。
全体のデザインについては、現行モデルと大きな違いはなく、丸みのあるコーナーや右側の物理ボタンなどは継続。全体としては、大胆かつ明るい新色によって、新鮮さと選択肢の広がりを感じさせます。
唯一の懸念点は価格です。
Googleは過去2年連続でフラッグシップモデルの価格を引き上げており、今回もカメラ機能の強化により、さらなる値上げがある可能性があります。
そうならないことを願うばかりです。