Googleは四半期ごとにPixel向けに新しいFeature Drop(アップデートプログラム)を展開しています。
2023年6月のFeature Dropでは、映画のような壁紙、レコーダーアプリの改善、絵文字の壁紙など、いくつかの新機能が追加されました。
悲しいことに、最近のPixelのアップデートの多くに見られるように、最新のビルドではバッテリーの不要な消耗や過熱の問題が発生しています。
Redditで複数のPixel所有者が、6月のアップデートをインストールした後の携帯電話で、バッテリーの過剰な消耗とモバイルネットワーク接続の問題を報告しています。
バッテリー消耗
値下げによりPixelシリーズを購入し、発熱やバッテリーの消耗の酷さに落胆させられた人も少なく無いでしょう。
バッテリーの消耗があまりにひどいため、就寝時間まで持つように1日に2回充電しなければならないケースもあります。
Pixel 6とPixel 7シリーズに搭載されているTensorチップは、クアルコムのフラッグシップSoCであるSnapdragon SoCよりも電力効率が悪いです。
そして、不規則で過剰なバッテリー消耗につながるこれらのバグは、問題を悪化させるだけです。
接続問題
接続の問題に関しては、ユーザーから、Pixelで突然頻繁に信号が落ちるという報告があがっています。
今のところ、これらの問題を抑えるために、少なくとも毎日1回は携帯電話を再起動することが有効な解決策と思われます。
Pixelのオーナーが不規則なバッテリー消耗、過熱問題、接続性の問題に直面するのは今回が初めてではありません。
このアップデートの1カ月前にも、Googleアプリのバグが原因でPixel 6とPixel 7系端末は過熱し、バッテリーが過剰に消耗するという問題が発生しました。
報告を受けてGoogleはこの問題を調査し、バグを解決するための修正プログラムを展開しています。
この2年間、Pixel 6のユーザーからはランダムな信号消失に関する複数の報告があり、内蔵のExynosモデムの性能低下によってさらに悪化しています。
2023年6月のアップデートによるバッテリーの消耗と過熱の問題は、以前のバグほど広まってはいません。
残念なことに、6月のビルドでPixelのバッテリー寿命が短くなった場合、Googleがサーバーサイドの修正または新しいアップデートで問題を解決するのを待つ以外にできることはありません。