Google Pixel 7aを購入する5つの理由と購入しない2つの理由

数ヶ月にわたる噂の末、2023/05/11のGoogle I/O 2023で初めて披露されGoogle Pixel 7aが登場しました。

90HzのディスプレイやPixel 6aよりも優れたカメラなどの機能を備えており、購入を検討する価値があると考えています。

しかし、いくつかの欠けている機能があり、購入者を躊躇させるかもしれません。

Pixel 7aは既に購入可能であり、お得な情報も出てきているので、セール時前に手早く決めることが重要です。

購入する理由

Tensor G2チップ

AppleやiPhone SEと同様、GoogleはPixelのミッドレンジモデルに、フラッグシップモデルと同じチップセットを搭載する習慣があります。

Pixel 6aもそうで、Pixel 6で導入され物と同じTensor G1シリコンを搭載していました。そして今回も、GoogleはPixel 7aで同じ事をやりました。

Pixel 7aは、2022年秋にリリースされたPixel 7に搭載されたTensor G2チップセットを手に入れたということで、Googleのミッドレンジスマホにとって大きな前進です。

G2は前衛機よりも性能の良いチップですが、GoogleのTensorチップでは、性能が全容を示すことはありません。とはいえ、Pixel 7aは、最高の格安スマホとして最も近いライバルであるSamsung Galaxy A54をカタログスペック的には凌駕しています。

性能よりもむしろ、ここでの主役はTensor Processing Unitであり、機械学習を利用して、他の携帯電話にはない種類のスマート機能を実現します。

Pixel 7の場合、他の機種で撮影された写真でも、人物の顔をきれいにする「写真ぼかし除去ツール」がそれにあたります。

また、リアルタイムの翻訳・書き起こし機能や、待ち時間や電話帳をナビゲートするための通話管理ツールも利用できます。

Tensor G2を搭載した機能はすべてPixel 7aで利用できます。

良いカメラ機能

Pixel 6aは、様々な人達がテストした中で、最高のスマートフォンにランクされているように、前衛機のカメラですら何の問題もありませんでした。

Pixel 6aに搭載されたものより大きい64MPのメインカメラをアップグレードし、優れた処理で高品質な写真を作成します。

Galaxy A54やiPhone SEとの比較では、Pixel 7aは暗い色を強調する傾向があり、他のカメラの方が印象的な写真を撮ることもありました。しかし、Pixel 7aの夜間撮影機能は優れており、ポートレートモードも依然として最高の機能です。

高速なリフレッシュ・ディスプレイ

Pixel 7aは90Hzのディスプレイを搭載しており、従来のPixel 6aの60Hzパネルよりも滑らかなスクロールを実現します。

Galaxy A54のような他の競合製品の120Hzのリフレッシュレートには及びませんが、高速リフレッシュスクリーンは、ミッドレンジスマホにとって貴重な機能であることに変わりはありません。

ワイヤレス充電

Pixel Aシリーズのスマホができない事であった、ワイヤレス充電を実装しました。

Pixel 3aの登場以来、ワイヤレス充電ができないことは、グーグルの格安スマホとフラッグシップモデルの注目すべき違いの1つでしたが、その違いは終わりのようです。

USB-Cケーブルを探さなくてもスマホのバッテリーを補充できるのはかなり便利で、500ドル以下のスマホにこのような機能が追加されるのは嬉しいことです。

また、Galaxy A54にはできない機能でもあります。

予想以上に良好なバッテリーライフ

Pixel 6aはバッテリーを労るために長時間の充電に苦労していたことから、Pixel 7aのバッテリー寿命についても心配していた人がいるかも知れません。

Pixel 7aは、前モデルよりも充電が長持ちするようになりました。

スマートフォンが電力不足になるまで電話回線でネットサーフィンするというバッテリーテストにおいて、Pixel 7aは10時間5分持ち、これは平均的なスマートフォンを凌ぐものでした。

これは同じテストでのPixel 6aの時間よりも3.5時間程度優れています。

ただし、この数値には注意点があり、高速リフレッシュレートをオフにした状態での数値です。

Pixel 7aの90Hzディスプレイを有効にした場合のテスト結果は、まだ待たれるところですが、これは間違いなくGoogleの進歩です。

購入しない理由

Androidのアップデートが限定的

スマートフォンにおけるAppleの大きな強みは、ハードウェアとソフトウェアの両方をコントロールしていることにあります。

その結果、iPhoneではiOSのアップデートが同時に行われ、Androidのように時間をずらして行われることはありませんし、そのソフトウェアサポートは何年も何年も続きます。

Pixelを買えば、少なくともAndroidのアップデートが利用可能になったときに対応できます。

問題は、Androidのアップデートがそれほど多くないことです。

Googleの現在のポリシーでは、PixelのAndroidメジャーアップグレードは3回となっており、Pixel 7aでもそれは変わっていないようです。

一方、サムスンは4回のアップデートを保証しています。

この方針はミッドレンジモデルにも適用されるため、Galaxy A54のような機種は、Pixel 7aよりも1年長く最新バージョンのAndroidを維持出来る事になります。

以前より高い価格

カメラ以外のPixel Aシリーズの最大のセールスポイントは価格の安さでした。

残念ながら、499ドル/AU $749のPixel 7aがまだその500ドルの上限を下回っているとしても、あなたはこのスマホにPizel 6aの時よりも多くのお金を払う事になります。

50ドルの値上げは、物事の大きな流れの中では大したことではないと思われるかもしれませんが、私たちの周りで物価が上昇している今、この価格上昇を飲み込むことが出来るかはその人の環境による事だと思います。

Galaxy A54が前モデルの449ドルの価格を維持し、予算重視のAndroid買い物客にPixel 7aに代わる低価格の選択肢を提供したことは賞賛すべき事でした。

Pixel 7aの展望

Pixel 7aにかなりの感銘を受けます。

高価なPixel 7と同じ機能の多くを持っているため、確実にお勧めします。

中価格で手に入る最良なスマホが欲しいなら、ワイヤレス充電への対応やTensorを使った独自の体験を考えると、Pixel 7aは正しい選択と言えるでしょう。

しかし、価格を最重要視するのであれば、Galaxy A54は、高速なリフレッシュスクリーンとPixel 7aのものと似たカメラ機能を持っていながら安い価格です。

難しい決断ですが、少なくとも格安スマホを買う人は、Pixel 7aという選択肢が1つ増えたことは喜ぶべき事です。