
折りたたみスマホに関する疑問の一つに、「何回折りたたむと壊れるのか?」という点があります。
今回、Galaxy Z Fold 7に関して、その答えが明らかになりました。
グローバルな試験・認証機関であるビューローベリタスが、Galaxy Z Fold 7の耐久性テストを実施しました(出典:Samsung Display Newsroom)。
結果、Z Fold 7は50万回以上の開閉に耐え、正常に動作し続けたとのことです。
これは、1日100回の使用で約10年、1日200回でも約6年間使用できる計算になります。
テストでは、気温22度(摂氏)を維持しながら、1日13回の開閉を繰り返す手法が取られました。
前モデルのZ Fold 6が20万回の開閉に耐えたとされているため、Z Fold 7は耐久性が2倍以上に向上したことになります。
では、なぜこれほど耐久性が向上したのでしょうか?
その理由は、ディスプレイ構造の大幅な改良にあります。
Z Fold 7の内側スクリーンには、超薄型ガラス(Ultra Thin Glass)を使用。これは、複数層のガラスとプラスチックを組み合わせた構造で、防弾ガラスにも似た仕組みとされています。
改良点の一つは、超薄型ガラスの厚みを従来比で50%増したことです。
さらに、新たに高弾性の接着剤を採用し、折りたたみ時にかかる摩耗への耐性が強化されました。
また、新しい平坦化構造とチタン製プレートが、開いた状態でディスプレイを支えるとともに、衝撃の分散にも貢献しています。
Galaxy Z Fold 7は、2025年7月25日の発売を控え、これまでで最も優れた折りたたみスマホの一つになると期待されています。特に耐久性の向上は、ユーザーにとって大きな安心材料です。
とはいえ、どれだけ頑丈でも、スマートフォンを長持ちさせるためには日頃の扱いが重要です。
購入後すぐに保護ケースやフィルムを使用するなど、基本的な対策も忘れずに取りましょう。