
Xperia Z3 Compactは、コンパクトで使いやすいモデルとして人気でしたが、特に2015年〜2017年製の端末ではタッチパネルの不具合が多く報告されました。
画面の一部が反応しなくなる「タッチ切れ」は、日常の操作に支障をきたす深刻な問題です。
タッチ切れを確認するには、以下の隠しコマンドが有効です。
*#*#7378423#*#* → Service tests → Touch Screen
この操作で、画面全体のタッチ反応をチェックできます。
多くのZ3シリーズ端末で同様の症状が確認されており、構造上の問題や基盤の劣化が原因と考えられます。
SONYの修理対応と実際の費用
筆者は白ロムのXperia Z3 Compact SO-01をdocomoショップ経由で修理依頼しました。
受付時は「メーカーに問い合わせ可能」との返答。
しかし、修理完了までには以下の流れとなりました。
- ショップで端末を預ける
- メーカーに見積もり依頼
- 修理期間は約2週間
- 修理見積もり連絡:49,365円
修理費用の内訳を見ると、基盤交換と液晶交換が必要とのこと。
ネット上では無償修理事例が散見されますが、これらは2016〜2017年当時の在庫状況に依存していた可能性があります。
無償修理の可能性と注意点
Xperia Z3シリーズのタッチ切れは構造上の問題の可能性が高いものの、現状の無償修理は原則不可です。
無償対応を期待してショップに持ち込む場合、以下に注意してください。
- 古い端末や在庫状況によっては無償交換されない
- 費用上限はショップやメーカーによって異なる
- 基盤・液晶交換の修理費用は新品購入に迫る場合もある
修理を依頼する前に確認すべきポイント
タッチ切れ修理を依頼する際は、以下を事前確認しておくと安心です。
- 修理費用の目安
→ 基盤交換・液晶交換は高額になる可能性あり - 端末の保証状況
→ 保証期間外は費用負担が全額ユーザーになる - 代替手段の検討
→ 中古機や型落ち端末の購入が経済的な場合も
これらを踏まえて、修理依頼の判断を行うとトラブルを避けられます。
まとめと今後の対策
Xperia Z3 Compactのタッチ切れは、多くのユーザーに影響を及ぼす問題です。
現状、過去ロットのSONY製品の修理は有償が基本で、無償対応はほとんど期待できません。
- 修理費用が新品購入と同等の場合、購入検討も視野に
- 古い端末では代替機の購入が現実的
- タッチ切れ症状の確認と修理費用の事前調査が必須
Xperiaシリーズはマンネリ化や在庫問題も影響し、無償修理のハードルが高くなっています。
ちなみにこのタッチ切れの問題はこれを買いている2025年の現行機種でも問題にあがります。
さらに、SONY Xperia 1 VIIの不具合による販売停止問題もありました。
ソニーは7月4日、Xperia 1 VIIにおいて以下の不具合が発生することを発表しました。
- 使用中に電源が落ちる
- 意図しない再起動がかかる
- 電源が入らない(文鎮化)
正直、自分の知ってるSONYという感じで生産管理の品質に明らかな問題があります。
この記事が、同様の問題に直面した方の判断材料となれば幸いです。