
Appleが最後に発売した小型スマートフォンは、2021年9月登場の5.4インチ「iPhone 13 mini」でした。
その後6.7インチの「iPhone 14 Plus」に置き換えられました。
次期フラグシップの、iPhone 17はディスプレイの大幅なアップグレードを予定しているようで、現時点でAppleが小型iPhoneを復活させる可能性は低いとされています。
Bloombergの記者であるマーク・ガーマン氏は、ライブQ&A(MacRumors経由)で、Appleが「小型デバイスから本格的に離れた」と述べており、現在「小型iPhoneの開発は行われていない」と明言しています。
現在のiPhoneラインナップは、6.1インチの「iPhone 16」、6.7インチの「iPhone 16 Plus」、6.3インチの「iPhone 16 Pro」、6.9インチの「iPhone 16 Pro Max」で構成されており、6.1インチ未満のモデルは存在しません。
ガーマン氏は、将来的に市場の需要が変わればAppleが再考する可能性はあると指摘します。
しかし、一度ディスプレイが大きいモデルを持つと、小さくする事はないので、近い将来、小型iPhoneの復活は期待できません。
「iPhone 16 Plus」が「iPhone 17 Air」に置き換わるとの予測もあります。
iPhone miniシリーズは必要か?
Appleが公式に「iPhone 13 mini」の販売不振を認めたことはありませんが、市場レポートでは売れ行きが芳しくなかったとされています。
一方、「iPhone 13 mini」のサイズを理想的とするユーザーの声も多くありました。
webアンケートでは、最も人気だったのは6.9インチ以上の大型スクリーン(iPhone 16 Pro Maxなど)で、799票中241票(31%)を獲得していますが、2位には6インチ未満の小型モデルがランクインし、171票(21%)を集めています。
小型端末を好むユーザーが、買い替え時期に「iPhone 13 mini」を購入しなかったため、Appleはこの市場を縮小したと考えられます。
小型スマホを求めるユーザーは、逆にSamsung Galaxy Z Flip 6のような折りたたみ式スマートフォンを検討するのも一案です。