オーディオ関係のコンテンツで読者に問いを投げかけをしたところ、「SONY WF-1000XM6を買いますか?」と言う問いに約1,600票の総数が集まり、61%が「買わない」と答えました。
コメント欄には、その理由が静かに、しかし明確に並んでいました。
数字が語ること
ウェブサイトでは394票中69%が「購入する」と回答しました。
しかしYouTubeでは逆転します。1,200票のうち71%が「買わない」を選びました。合算すると、懐疑派が優勢です。
この差は、読者層の違いから説明できます。webサイト訪問者は購入検討の後半にいる人が多い。YouTubeの視聴者は間口が広い。約4万円という価格を前にしたとき、この差は如実に出ます。
不満の構造
懐疑的な声は、いくつかの軸に集約されます。
価格が最初の壁でした。XM6の330ドルは、XM5から30ドルの値上がりです。この30ドルが、多くの人に別のものに使うと思わせました。
競合がその判断を後押しします。249ドルのAirPods Pro 3は、iPhoneユーザーにとって繰り返し「正解」として名前が挙がります。
装着感も見過ごせない懸念でした。耳から極端に出っ張るという報告が、複数のコメントに共通して現れます。Boseに乗り換えた、という声も一件ではありませんでした。
そして、XM5でまだ十分という層がいます。新しさではなく、現在手元にある物への信頼です。
「あの値段なら、iPhoneユーザーにはAirPods Pro 3一択。」 — @ElRobin
「耳から出っ張りすぎる。結局Boseを注文した。」 — @eddieo1952
「ノイキャンはSONYが上。でも音はTechnicsの方がいい、EQいじっても。」 — @cookie7993
「XM5で普通に満足してる。」 — @Daausby
「良い」では足りない時代
WF-1000XM6は、測定値が示す通り、性能として優れたイヤホンです。これは紛れもない事実です。
性能的に優れているので、一定数以上売れるのは間違い無いでしょう。
しかし必ずしも性能が全てではありません。
価格が上がり、競合が本気を出し、前モデルの保有者が「まだ使える」と言っている。この状況で多少「良い製品」であることは、購入の理由として十分ではないのです。
SONYにはブランドがあります。次に必要になるのは、買い替えの根拠を作る事です。
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