
人間関係に依存しやすい職業なので飛び抜けた人はそれを超越してきます。一番下の参考リンク先にそれが書いてあるのでぜひ読んでみて下さい。
私が当時一緒に働いた人達も同じような行動原理を持ち、攻めの戦術で突き抜ける強さを持っていました。
駄目な要点
見ていて駄目だと思う所
仕事ぶりを見ていて明らかに悪手だなと思う事が多いのですが、そもそも仕事ぶりの何が駄目なのだろうかと言うポイントを見てみます。
- 自分が考えたものが世に出た時どういう風に見えるかイメージできてない
- 計画立案が出来ないので無計画を遂行しようとしている
- 自分たちのキャパシティを超えた仕様を考え、手に負えなくなっている事に気づかない
- 小さな1つの案件を企画3人とかでやっている(1人あたりのマンパワーが0.33人)
- 自分たちで企画を考えず、よそのサービスのパクリ(イデオロギーが異なるものをそのまま持ってきても上手くいかない)
- 改修の出処が妄想(定数的な試算をしてから根拠のある企画書を書くことから始める必要がある)
- 自分で考えた仕様変更の影響範囲が分からない、仕様の矛盾も分かっていない、というか仕様を分かってない
- 上の方の役職の人間が強引に推し進めた為、最初から無謀な内容で自暴自棄
- 引き継ぎや情報共有をしない
- なぜかお客様になっている
駄目ポイントは何か
そして仕事ぶりの内容から駄目なポイントを深掘りすると下記のような感じになりました。
- クライアントの言いなりor制作者の言いなりになりで自分の見識(企画)を持たない
- 期限を明確にしない
- 今すべきことを後回しにする(タスクの水増し)
- ステータスを共有しない
- 口頭ですべて済まそうとする
- 関係各所と打ち合わせをしない(積極的に話をしましょう、そういう仕事です)
- 技術的な話から逃げる(未経験なのは良いですが学ばないのは違うかなと)
- 資料を確認せずに横流しする
- 自分の役割にしか責任を持たない
- 定数的な企画立案が出来ない
- 先んじて制作物の内容をすり合わせない
- 自分のところに情報を保持できず垂れ流しor共有できない
- 役職の高い人間の意見が絶対的(社内ヒエラルキーは如何ともし難いです)
なぜちゃんとした仕事ができないのか?
縦割りが強いと、どうしても越権にならないため変わった働き方になりがちですが、働き方の改善が行われない事にも理由はあります。
- 単純にロールモデルが居ないから仕事の仕方を知らない(同業種未経験の場合は特に)
- 即席で仕事を奪って悦に浸っている人がいるため、本当はやるべき仕事をやらなくて良いと思っている
- 仕事を補っている人が何をしているか知らないで自分勝手にやり続けている
- そもそも資料作成が出来ない、もしくはとても下手
- 結果を出せていないのに案件を続けている
- 何を言ったかではなく誰が言ったかで仕事が決まっている
- 職種ヒエラルキーの絶対性(営業が強過ぎるとか)
個人的に上記の1,2,3が厄介で、当時よく「何を知っているべきなんですかね〜」みたいな話をされたのを覚えています。
それを聞いてとりあえずのアドバイスをした人は伸びていました。
逆にそれを考えないで2,3のように無意識に他人におんぶに抱っこになると、自尊心が肥大化していき酷い状況になっていきました。
良い要点
有能なディレクターが持っているポイント
逆に成果を出し続ける人もいるます。自分が過去に見てきた、利益や定数的な成果を出している人の働き方で思いつくポイントをまとめした。
- 必要なことを機微に気づける気づき
- 少し先をみた行動計画を考えられる先まわり
- 関係各所と正しい形で案件を進められる中和力
- 関係者と積極的に話をして良好な関係を築ける対人スキル
- 問題解が起きた時に改善方向に進められる解決力(行動力)
- 自分が責任を取ると言い切れるが責任力
- 駄目な上司の意見をやんわり流せる折衝力
- ダメだとわかった時に別の戦略を立ててサイクルを回すPDCA
企画という部分にフォーカスする
- 収益構造を理解し収益や集客に結びつく企画提案やセンスの良さ
- 画に書いた餅でなく、定数的な事実からなる企画立案とそれを実行できる行動力
- 企画したプランを実現するための関係調整力
- 関係者がすぐ判断でき納得する資料書作成
この辺は流石に業種によるので難しいところです(笑)
終わりに
ディレクション自体は難しい仕事じゃなく、余程出来る人じゃない限りは求められる能力って普通の力です。
個人的には接着剤のように人を結び付けられる人が向いていると考えています。
問題が起きた時を例にしてみると分かりますが、問題を改善するために行動をせず、積めたりする人は少なくない印象です。
こういった時、システム的な全容が分かっていないのであれば無駄に自分で深追いするより、逆に「これを解決するには何が必要ですか?」と素直に聞いてしまえる臨機応変さが優れた判断だったりします。
サービスの仕様はおかしな人がやっていればより複雑に、より煩雑になっていきますし、出来る人がやっていれば恐ろしくシャープに使いやすくなっていきやすくなります。
これは同じ問題に遭遇した時、足す事ではなく、引く事でやる方が難易度が高いからです。
そして日本人は教育的に「前進一方で一気に完璧な結果を出そう」としますが、サービスの運用は一進一退であることがほとんどです。
なので「前進後退を繰り返しながら最善の結果を求める」という事を意識して進めるしかありません。
下記がそう言ったこと踏まえた職業適性の賢者と愚者の最たる比較になるかなと。
自分が企画職をやっていた時、上記のようには行きませんでしたが、先まわりと論理展開+責任を追う覚悟だけでも成果に結びつき、企業の収益を獲得しやすかったのは事実です。
上のやり取りの通り、会社に合ってる云々は関係ありません。近年色々なところで見かけますが、問題を見つけるより、あげつらって問いただし、優越感に浸りたい他罰的な大人子供が非常に多いのが現実です。
目的論的に考えて、普通の事すら出来ないという状態から卒業しましょう。