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結論から言えば、Liberty Air 2はいまでも「1万円以下で失敗しない完全ワイヤレスイヤホン」の候補にあげられます。
ただし、同シリーズの最新モデル「Soundcore Liberty 5」が登場したことで、選び方の基準はやや変わってきました。
- 音質・マイク品質・充電性能:依然として価格以上の完成度
- ノイズキャンセリング(ANC):非搭載(Liberty 5は搭載)
- 価格:2025年10月時点で約8,000円前後(セール時は6,000円台)
- アプリ対応:最新のSoundcoreアプリ(iOS/Android)でも問題なく動作
つまり、「ノイズキャンセリング不要で、音質と通話のコスパ重視」なら今でもLiberty Air 2で十分。
一方、「静かなリモートワークや通勤中のノイズ低減を求める」ならLiberty 5がおすすめです。
Liberty Air 2の基本スペック(2025年時点)
項目 | 内容 |
---|---|
発売時期 | 2019年(現在も継続販売) |
対応アプリ | Soundcoreアプリ(EQ調整・HearID対応) |
ドライバー | ダイヤモンドコートドライバー |
再生時間 | 最大7時間(ケース込み最大28時間) |
充電 | USB-C / Qiワイヤレス充電対応 |
防水 | IPX5(雨・汗に強い) |
ノイズキャンセリング | なし(パッシブ遮音) |
マイク | 4マイクシステム(CVCノイズリダクション) |
音質レビュー|「1万円以下」とは思えない透明感と迫力
高音・中音・低音のバランス
Liberty Air 2のサウンドは、全体的に明瞭でクリア。
特に中音域が前に出る傾向があり、ボーカル曲やポッドキャストでは声が非常に聴き取りやすいです。
低音はAnkerらしい力強さがありながらも、やや前に出過ぎる印象を受けることもあります。
この点はアプリのEQプリセット調整で簡単に解消可能です(後述参照)。
💡 補足
Liberty Air 2は「HearID」機能にも対応しており、聴覚テストをもとに自動的に最適EQを生成してくれます。
これを有効にするだけで、音場の広がりと定位感がかなり改善します。
バッテリー・充電性能|1日中外出しても安心のロングライフ設計
1回のフル充電で最大7時間再生、ケース込みで最大28時間使用可能。
さらに、急速充電にも対応しており、10分の充電で約2時間再生できるため、外出前の短時間充電でも十分実用的です。
Qiワイヤレス充電にも対応しており、デスク上でスマホと一緒に置いて充電できるのも便利。
USB Type-Cケーブルでの充電も可能で、2時間ほどでフル充電完了します。
🏃♂️ 利用シーン例
- 通勤+ランチ+帰宅時の音楽再生でもバッテリー切れの心配なし
- 旅行・出張でもケース充電3回分の余裕あり
通話・マイク性能|ZoomやTeams会議でも高評価
Liberty Air 2のマイク性能は、同価格帯の中でも頭一つ抜けています。
4つのマイクが同時に動作し、周囲のノイズをCVCノイズリダクション技術で低減。
- 屋外でも声がクリアに届く
- 電車内やカフェでも相手に「こもった音」と言われにくい
- 風切り音は多少入るが、実用上問題なし
筆者がTeams・Zoom・LINE通話で試したところ、通話品質はAirPods(第2世代)と同等レベル。
「仕事とプライベート通話を両立したい人」に最もおすすめできるポイントです。
【比較表】Liberty Air 2 vs Liberty 5(2025年最新版)
項目 | Liberty Air 2 | Liberty 5 |
---|---|---|
発売時期 | 2019年 | 2024年 |
価格帯(2025年) | 約8,000円前後 | 約16,800円前後 |
ANC(ノイズキャンセリング) | なし | 対応(アクティブ+風切りノイズ制御) |
音質傾向 | 明瞭で中高音重視 | Dolby Audio対応・空間的サウンド |
マイク | 4マイク CVC対応 | 6マイク AIノイズ抑制 |
バッテリー | 最大28時間 | 最大40時間 |
防水 | IPX5 | IPX7 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
アプリEQ機能 | 対応(HearIDあり) | 対応(HearID 2.0) |
用途別おすすめ
用途 | おすすめモデル |
---|---|
コスパ重視・初めての完全ワイヤレス | Liberty Air 2 |
通勤・リモート会議・ANC重視 | Liberty 5 |
スポーツ・防水重視 | Liberty 5 |
音楽重視・バランス志向 | Liberty Air 2(EQ調整前提) |
✅ 結論
初めての完全ワイヤレスイヤホン、または「ANCは不要だが通話と音質を重視したい」ならLiberty Air 2。
一方で静かな空間・防水性・長時間再生を重視するならLiberty 5がベスト。
Soundcoreアプリで音質を最適化する方法
EQプリセットおすすめ設定
ジャンル | 推奨プリセット | ポイント |
---|---|---|
ポップ・ロック | 「Bass Reducer」 | 低音を少し抑えるとボーカルが際立つ |
EDM・ヒップホップ | 「Bass Booster」 | 迫力重視。臨場感UP |
映画・動画 | 「Treble Booster」 | セリフが聞き取りやすい |
通話重視 | 「Podcast」 | 中音域が明瞭になり相手の声がクリアに |
💡低音が強すぎると感じたら?
アプリの「カスタムEQ」で60Hz〜250Hzを-2〜-4dB下げるとバランスが整います。
フィット感・耐久性・防水性能
Liberty Air 2は5種類のイヤーチップが同梱され、耳の形状に合わせて選びやすい設計。
イヤホン本体も軽量で、長時間の装着でも耳が痛くなりにくいのが特徴です。
- 防水規格:IPX5→ 雨・汗に強く、ランニングや通勤中の小雨程度なら問題なし
- 長期使用レビュー(2年以上)でも、バッテリー劣化は緩やか
- ケースのヒンジやマグネットも頑丈で、ポケット持ち運びでも不安なし
FAQ(よくある質問)
Q. Liberty Air 2にノイズキャンセリングはありますか?
→ いいえ。パッシブ遮音のみですが、イヤーチップの密閉性が高く、遮音効果は十分です。
Q. ワイヤレス充電(Qi)は使えますか?
→ はい。Qi充電対応ケースでスマホと同じパッドで充電可能です。
Q. アプリは最新OSでも使えますか?
→ iOS 18 / Android 15 いずれもSoundcoreアプリ対応済みです。
Q. 音が遅延することはありますか?
→ 通常再生では問題なし。ゲーム用途では若干の遅延あり(ゲームモード非搭載)。
まとめ|どんな人におすすめか
Anker Soundcore Liberty Air 2は、2025年の今でも「1万円以下イヤホンの定番」として十分戦える完成度を誇ります。
✔ Liberty Air 2が向いている人
- 初めて完全ワイヤレスイヤホンを買う人
- 通話品質・バッテリー重視
- コスパとシンプル操作を求める人
✔ Liberty 5が向いている人
- ANCや空間オーディオを体験したい
- リモート会議・通勤・スポーツなど多用途に使いたい
Liberty Air 2は今も「安くて信頼できるAnker品質」の象徴です。
一方で、もう一歩上の快適さを求めるなら、Liberty 5がその進化版といえるでしょう。