WF-C710N完全ガイド|前モデルからここまで進化したソニー新ワイヤレスイヤホン

ソニーのワイヤレスイヤホン「WF-C710N」が2025年3月に登場しました。

前モデル「WF-C700N」と比較すると、バッテリー性能やノイズキャンセリング(ANC)、利便性機能が大幅に向上しています。

発売以来、多くのユーザーが求めていた長時間使用や高性能ANCを実現し、競合「Nothing Ear (a)」などの製品とも真っ向から競合するモデルです。

本記事では、デザイン、機能、音質、通話性能などを徹底解説し、購入前に押さえておきたいポイントを整理します。

デザインとカラーバリエーション

WF-C710Nは新色「ブルーグラス」を含む全4色(ブラック・ホワイト・ピンク・ブルーグラス)で展開されます。

半透明の仕上がりはシーグラスのような美しさが特徴で、ファッション性も意識されています。

WF-C710Nの新色ブルーグラスを含む4色展開の画像

デザインは前モデルから大きな変更はありませんが、装着感や外観の質感が向上しており、日常使いでも快適です。

WF-C710Nのスペックと機能

1. バッテリー性能の進化

WF-C710Nはバッテリー性能が大幅に向上しています。

  • ANCオフ時:合計40時間(イヤホン12時間+ケース28時間)
  • ANCオン時:合計30時間(イヤホン8.5時間+ケース21.5時間)

前モデルWF-C700NはANCオフで20時間、ANCオンで15時間だったため、倍近くの進化です。

ただし、ソニー製品は公称値がやや楽観的に記載される傾向があるため、実使用時間は個人差があります。

2. Sound Connectアプリとイコライザー

新搭載の「Sound Connect」アプリでは、音質カスタマイズがより自由になりました。

  • 5バンドEQに加え、「Find My Equalizer」機能で好みの音質を簡単設定
  • 複数のプリセットから選択でき、個別調整も可能

これにより、音楽ジャンルや使用シーンに応じて最適な音質調整が可能です。

3. ウェア検出とタッチ操作の便利機能

日常使いの利便性も大幅に向上しています。

  • イヤホンを外すと自動で再生停止、装着すると再開
  • 音量調整、再生・停止、ANC切り替え、Siri/Gemini起動が可能
  • 「クイックアテンション」:片耳を手で覆うと音楽停止、マイクが周囲音を増幅

通勤や在宅作業、ちょっとした会話にも便利な機能です。

4. 通話品質とノイズキャンセリング

WF-C710Nは通話性能も強化されています。

  • 左右イヤホンに2つのマイクを搭載
  • AI強化「デュアルノイズセンサーテクノロジー」により周囲ノイズを低減
  • 風ノイズを抑える特別メッシュ構造を採用

テレワークや通話中心の使用でも、クリアな音声が期待できます。

5. その他の注目機能

  • マルチポイント接続:2台のデバイスと同時接続可能
  • 適応型ANC:環境に応じてノイズキャンセリングを自動調整
  • 360 Reality Audio対応(Tidalは非対応)
  • DSEEアップスケーラー搭載:Spotifyなど低音質音源を補正

これらの機能は、音楽をより没入感のある体験に変えるポイントです。

変更なし・注意点

  • ドライバーユニットは5mmで変更なし
  • Bluetooth 5.3採用(Auracast非対応)
  • 高音質コーデックLDAC非対応(SBC、AACのみ)
  • イヤーピースはS/M/Lの3サイズ

変わらない点も理解しておくことで、購入後のギャップを防げます。

WF-C710Nを選ぶべき人・購入前の判断ポイント

WF-C710Nは以下のようなユーザーに特におすすめです。

  • 長時間の音楽再生や通話を快適に楽しみたい人
  • ANCや音質カスタマイズ機能を活用したい人
  • 前モデルWF-C700Nからの買い替えを検討している人
  • デザインやカラーを重視し、日常的にファッションとして楽しみたい人

逆に、LDAC対応やよりハイレゾ寄りの音質を求める人は注意が必要です。

まとめ

WF-C710Nは、前モデルWF-C700Nからバッテリー性能とANC機能が大幅に向上し、Sound Connectアプリやウェア検出機能など利便性も強化された注目モデルです。

通話品質や音質の詳細は今後のレビューで確認が必要ですが、日常使いと通勤・テレワークで高いパフォーマンスを発揮する製品と言えます。

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