猿田彦珈琲が開発したオリジナルドリッパー「Drippen」は、ドリップコーヒーの抽出理論を追求した、フレームのみのドリッパーです。
従来のドリッパーの常識を覆すリブ無しデザインと抽出理論で、コーヒー体験に新たな可能性をもたらす製品です。
普通のドリッパーと違い、縦に沿うリブがありません。
抽出性能
ペーパーフィルターが枠型に触れる面を限りなく少なくすることで、空気の流動性を高め、ネルドリップのような滑らかな口当たりを実現しています。
リブが無いため、コーヒーの抽出速度は側面がある物に比べて遅いですが、抽出の安定性は意外と高く、毎回同じようなコーヒーの風味を引き出すコーヒーの味が楽しめます。
また、形状のおかげでセラフィルターと相性が良いです。
デメリット
性質上、同梱されている説明書に従って組み立てるのですが、最初の組み立てに少し手間です。
枠がフレームのみの形状のため、フィルターの下がダボダボになります。
他のペーパーフィルターでも使えるものの、専用のフィルターを使用した方が無難です。
総合評価
デザイン、使い勝手、抽出性能、どれをとっても満足できるドリッパーです。
ただしリブがないので抽出に時間がかかるため、水が抜ける時間が少し変わります。
フレームしかない形に反して、少し価格が高いのが気になりますが、その価値はあると思います。