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iPad Proはノートパソコンを置き換えられるのか?数週間使って見えた現実

2024年7月11日

iPad ProにM4チップ搭載モデルが発売されてから、パワフルなタブレットを新しいMagic Keyboardカバーと共に使用してきました。

ラップトップの代わりにiPad Proを使う理由は、非常に高価な価格(13インチモデルは218,800円(税込)($1,299/£1,299/))と、タブレットではオーバースペックな性能をフル活用するためにはラップトップの代替として考える必要があるからです。

iPad Proをラップトップ代わりに考える理由

iPad Proは、もはや「タブレットとしては高すぎる」と片づけられる存在ではありません。

M4チップを搭載し、価格もMacBook AirやProと正面から競合する水準に達しています。

この性能と価格を前にすると、ノートパソコンの代わりとして成立するのかを考えずにはいられません。

単なる動画視聴やメモ用途だけでは、iPad Proの力は持て余されます。

だからこそ、多くの人が「仕事や制作を含めたメインマシンになり得るのか」という一点で迷います。ここでは、期待が生まれる理由と、その期待がどこまで現実になるのかを整理していきます。

M4チップ搭載iPad Proの性能はどこまで活かせるか

動画編集・音楽制作で感じた余力

M4チップを搭載したiPad Proは、処理能力そのものに不満を感じる場面がほとんどありません。

簡単な動画編集や音楽制作、AI系ツールを含む負荷の高い作業でも、動作は終始安定しています。

実際、13インチのM2 MacBook Proと比較しても、処理が詰まる感覚は少なく、「タブレットでここまで動くのか」という驚きがあります。

純粋なパワーという点では、すでに多くのノートパソコンを上回っていると感じる人もいるでしょう。

性能と作業体感が一致しない場面

一方で、処理能力の高さがそのまま作業効率に結びつくとは限りません。

アプリの挙動やUIの制約によって、「余力はあるのに思い通りに進まない」と感じる瞬間があります。

性能が十分だからこそ、ソフトウェア側の制限が際立ちます。

この違和感は、ノートパソコンを長く使ってきた人ほど強く意識しやすいポイントです。

Magic Keyboardを使って初めて見える実用性

物理キーボードとトラックパッドの重要性

iPad Proをラップトップ代わりにするうえで、物理キーボードとトラックパッドは欠かせません。

画面タッチだけで長時間の文章作成や細かい操作を行うのは現実的ではないからです。

Magic Keyboardを装着すると、操作感は一気にノートパソコンに近づきます。

キーボードの打鍵感やトラックパッドの反応も自然で、「作業する道具」としての説得力が生まれます。

価格を含めて考える現実的な評価

ただし、Magic Keyboard自体の価格は決して安くありません。本体と合わせると、軽くMacBook Airを超える金額になります。

その価値をどう捉えるかは、iPad Proを「併用端末」と見るか、「主力マシン」と見るかで大きく変わります。

キーボード込みで初めて成立する使い方である以上、アクセサリーではなく必須構成として考える必要があります。

タッチスクリーンがもたらすメリットと違和感

直感的な操作とアクセシビリティの向上

タッチスクリーンは、マウスやトラックパッドでは代替しきれない直感性があります。

画面に直接触れて操作できることで、軽い修正や確認作業がスムーズに進みます。

特にアクセシビリティの面では、タッチ操作があることで操作の選択肢が広がり、作業負担が軽減される場面もあります。

ラップトップに戻ったときに感じる差

iPad Proを使い続けたあとにMacBookへ戻ると、思わず画面に触れたくなる瞬間があります。それほどタッチ操作は自然です。

ただし、すべての操作がタッチに最適化されているわけではなく、細かい調整や複雑な作業では、従来の入力方法のほうが安定すると感じることもあります。

携帯性と常時接続が作業スタイルをどう変えるか

軽さ・薄さが活きるシーン

iPad Proは、MacBook Airよりも薄く軽く、持ち運びの負担が明らかに少なくなります。

Magic Keyboardを装着しても、バッグに入れたときの感覚は軽快です。

頻繁に移動する人にとって、この差は積み重なるほど効いてきます。短時間の作業でも「持って行こう」と思えるかどうかは、使用頻度に直結します。

セルラーモデルの価値と追加コスト

セルラーデータ対応モデルであれば、場所を選ばずインターネットに接続できます。

公共Wi-Fiに頼らずに済む安心感は、作業の集中度にも影響します。

ただし、通信費を含めた総コストは確実に上がります。この利便性が必要かどうかは、作業場所の固定度によって評価が分かれるところです。

iPadOSの制約が影響する具体的な作業

iPad Proのハードウェアは優れていますが、やはりiPadOSの制約が大きなハンデとなります。

iPadOS用のアプリは多くが機能制限され、デスクトップ用アプリと比較すると物足りないことが多いです。

デスクトップ版と差を感じやすいアプリ

ブラウザやMicrosoft Wordなど、日常的に使うアプリほど、デスクトップ版との差が気になりやすくなります。

機能そのものが不足しているというより、「できるはずの操作が見当たらない」感覚です。

複数ウィンドウを前提とした作業や、細かな設定を頻繁に行う用途では、ストレスを感じる場面があります。

作業フローが止まりやすいポイント

一つひとつの操作は問題なくても、作業全体の流れで見ると引っかかりが生じることがあります。

別アプリとの連携や、ファイル管理の自由度など、ノートパソコンでは意識しなかった点が影響します。

この違和感は、短時間の使用では気づきにくく、日常的に使い続けることで明確になります。

iPad Proがノートパソコン代替になる人・ならない人

成立しやすい使い方と条件

主に一つのアプリで完結する作業が中心で、移動が多く、軽さやタッチ操作の恩恵を受けやすい人にとって、iPad Proは十分に実用的です。

併せてMagic Keyboardを前提にすれば、日常作業の多くは問題なくこなせます。

MacBookやWindowsが必要になるケース

一方で、複雑な作業フローやデスクトップ向けアプリを前提とする仕事では、iPadOSの制約が無視できません。

作業効率を最優先する場合、ノートパソコンを完全に手放すのは現実的とは言えません。

まとめ|置き換えか併用かをどう判断するか

iPad Proは、多くの場面でノートパソコンに迫る体験を提供します。

しかし、すべてを置き換えられるかどうかは、作業内容と優先順位次第です。

軽さやタッチ操作を活かしたいなら有力な選択肢になりますし、作業効率を犠牲にしたくないなら併用という形が現実的です。

自分の使い方に当てはめたとき、どちらが無理なく続くかを基準に選ぶことが、後悔しない判断につながります。

iPad Pro を使って楽しい時間を過ごし、感銘を受けましたが、すぐにMacBookを完全に置き換える事にはならないでしょう。

  • この記事を書いた人

momon

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