Google Geminiが全ユーザー向けにメモリをアップグレード

Googleは、Geminiの無料版に個人情報の記憶機能を追加しました。

この機能は数週間前にGemini Advanced向けに導入されたばかりで、無料版への迅速な展開は大きな利点です。

情報を思い出す機能は、AIチャットボットの便利な機能の1つであり、チャットボットをよりパーソナルなものにします。

この機能は、ChatGPTで約1年前から利用可能でした。Googleは遅れを取っていますが「保存された情報」機能をすべての Gemini ユーザーにこれほど早く提供したのは、素晴らしい動きです。

会話がより自然に

AIチャットボットにとって、情報を記憶する機能は重要です。

知人の名前や職業を何度も伝える必要がなくなり、よりスムーズな対話が可能になります。

例えば、本を書いている人であれば、Geminiにそのことを覚えさせれば、「私の本」と言うだけで、その内容や対象読者を理解してくれます。

まるで友人と話しているような感覚です。

Gemini Liveと無料版の違い

Geminiは音声会話機能「Gemini Live」も利用できます。

iPhoneではGemini Advancedのサブスクリプションが必要ですが、Androidでは無料で使用可能です。

無料版でも「記憶」機能を使えるようになりましたが、現時点ではモバイルアプリでは未対応です。

Web版では、「Remember that」や「keep in mind」と入力するだけで、情報を保存できます。

また、保存した情報は「忘れて」と指示すれば削除可能で、プロフィールから管理することもできます。

Gemini Advancedの価値は?

Gemini Advanced(Google One AI Premium)は月額$19.99(約¥2,900)で提供され、無料版との差別化が難しくなりつつあります。

しかし、最新の「Gemini 2.0 Experimental」などの高度なLLM(大規模言語モデル)や、2TBのクラウドストレージ、NotebookLM Plusへのアクセスが可能です。

これらの機能を求めるユーザーにとっては、依然として魅力的な選択肢となるでしょう。

おすすめの記事