final STUDY 1 レビュー|話し声が聞き取りやすいイヤフォン

finalが新規に、九州大学大学院芸術工学研究院 河原一彦博士との共同研究により「話し声を聞き取りやすくする」物理特性を見出したとして発売した「STUDY 1」というイヤホンを早速購入したので、同じ価格帯のイヤホンと聴き比べてみました。

特徴

主観評価実験の結果、「STUDY 1」は「会話をどれだけ正しく聞き取れたかの正答率」が他社音楽用イヤホンに比べて有意に高いことが、統計的仮説検定で確認されました。 「STUDY 1」は、人の声が聞き取りやすい音響設計により、オンライン授業や英会話トレーニングなどで学習への集中力を高めることができます。さらに、ハンズフリーマイクを搭載していますので、通話やWEB会議等にも幅広くご使用いただけます。

参考:STUDY 1

メーカーのホームページに書いてある事を踏襲すると、同価格帯のfinalのイヤフォンのドライバを人の声が聞き取りやすい様にチューニングした商品だと思われます。

実際、商品をみても、廉価版のモデルと同様の本体構成と、付属のイヤピースでした。

商品内容

final study1

音質のレビュー

finalの製品だけあって、値段の割にバランスの良い音質をしています。音の傾向は同社のE1000に近いです。

試しにYouTubeとUdemyで動画をみてみました。YouTubeは下記の4つを聞き比べました。

  1. 純粋な音楽
  2. 背景に音がある動画
  3. ジムで撮影していて人の声が遠い動画
  4. 声しか無い動画

1,2,3の動画は、音楽は奥に、人の声が手前に来るイメージの音を出します。

純粋な音楽を聞いた感じ、普通にコスパの良いイヤフォンです。

顕著に良かったのはジムで撮影している様な人の声が遠い動画も、声を拾おうとするため非常に聞きやすくなっていました

逆に4の、Udemyの様な声しかない様な動画は何の変哲もないため、一般的なイヤフォンと差を見つけるのが難しく、プラシーボ程度しか変化を感じ取れませんでした。

まとめ

集中力が高まるかどうかは人によりますが、確かに人の声が聞きやすいドライバの特徴を持っている製品です。

子供の学習用に使えるよう考えられているため、イヤピースはソフトタイプイヤーピースのTYPE Eを採用しています。また、左右でイヤピースの軸色を変更している事で、左右の判別がつきやすい様にされています。(標準は白が右、透明が左)

ワンボタンコントローラーは、使っている本体機能に依存するため良し悪しは使う人次第になると思います。個人的には必要ないので、その分値段を落として欲しい派です。


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