AVIOT TE-W1-PNK ピヤホン8 レビュー|低コストで最高の音質

前モデルから大幅な価格改定を実現し、19,800円という驚きの価格帯ながら、音質や機能面では一切の妥協を感じさせません。

2万円以下のワイヤレスイヤホンはこれで決まりと言うほどの音質です。

2ドライバー構成による迫力のサウンドと、進化したノイズキャンセリング性能が特徴的で、特に邦楽ファンにとっては、ライブ会場さながらの臨場感が味わえる逸品といえるでしょう。

実際に使用してみての感想や、気になる性能についてご紹介していきます。

製品概要

ピヤホン8(TE-W1-PNK)は、「凛として時雨」のドラマー、ピエール中野氏がチューニングを監修しています。

AVIOTの人気シリーズ「ピヤホン」として19,800円と手頃な価格でありながら、既存のモデルよりも機能性や性能が強化されています。

2ドライバー(10mmダイナミック×2)を採用し、Bluetooth5.3対応、最大16時間の連続再生(ケース込み50時間)と長いバッテリー寿命も魅力です。

自動装着検出やアダプティブノイズキャンセリングなど、上位機能も備え、快適な装着感が得られるよう設計されています。

ボイスガイダンスは声優・日高のりこ氏による録りおろしのボイスが採用されています。

音質

筐体はAVIOT製品なので、ピヤホン8でもシリーズ共通の「ドンシャリ系」の音質を踏襲しつつ、低域がより強調されています。

イヤホンのステムが金属になっているため、非常に強力な音場と「低音が強力でクリアなサウンド」を提供しています。

ライブ感や臨場感も強調された音作りで、多くの音楽ジャンルに適しています。

3Dオーディオ対応により、特に広がりのある音場が楽しめます。また、音量も十分で、クリアな音が再生されるため、音楽の細部までしっかりと聴くことができます。

ノイズキャンセリングと外音取り込み

ピヤホン8のノイズキャンセリングは、従来モデルよりも遮音性が高く、電車内などでも環境音が気になりにくいです。

ピヤホン7と比べても高音から低音まで満遍なく遮断し、風切り音の低減されるようになりました。

外音取り込み機能も搭載されており、会話は問題なく聞き取れますが、多少こもった印象が残るため、周囲の音も楽しみながらの利用にはやや難があります。

接続安定性と通話品質

接続性は非常に安定しており、特にXperia 5ⅣでのLDAC接続でも途切れにくく、外出先でもストレスなく使用可能です。

iPhoneとのAAC接続でも同様に安定しており、音の途切れも少なく、安定性の面で高評価を受けています。

また、通話品質も非常に高く、クリアな音声が伝わるため、ビジネスシーンでも快適に使えます。

デメリット

不満点になる箇所を書いておくと、本体のタッチ性能の悪さとアプリの出来があげられます。

これはAVIOT製品全般に言える事でもあります。

個人的な使用想定として、音質重視のため筐体のビルド品質はそこまで重要視していません。

本体に触っただけで機能が変わる誤タッチが嫌なので、感度の悪さはむしろ有難いことと、アプリは使わないのでこの部分は気になりません。

この部分が気になる人は、音質やコスパを度外視して特定メーカーで全て固める事をお勧めします。

評価とおすすめポイント

レビュー全体としては、このイヤホンは「低音とクリアなサウンド」に特化しており、特に邦楽ロックやポップス、ヒップホップなどのジャンルにおすすめです。

欠点として、タッチ性能の悪さと、価格がやや高めであることが挙げられますが、19,800円で得られる機能と音質は他の同価格帯製品と比較しても大変優れています。

快適な装着感、音質、安定した接続性を求める方にはピヤホン8は強くおすすめできるモデルです!


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