MicroSDを購入する際、Amazonから購入する人は多いと思います。
2017年頃から、レビューに"偽物だったほげほげ"と書いている人がおり、マケプレ(マーケットプレイス)を選択している場合自己責任でしかありませんが、メーカー直販で購入した場合、当たり前ですがメーカーが自社製品の偽物を送くる可能性はありません。
実際自分は何年もAmazonを利用してMicroSDを購入していますが、初期不良はありますが偽物と思しきものをつかまされた事はありません。(ただし実際の速度は公称指数よりやや低め)
必要と思いつつもMicroSDを購入していなかったので、新規で購入して試しに計測してみることにしました。
スマホで利用する想定なのでV30 A2規格(class A2)を選び、念のために複数メーカー「SanDisk」「Transcend」で購入しています。
速度検証
ビデオスピードクラスは動画を撮影する機器向けに策定された規格で、ビデオスピードクラスV30は「最低保証速度が30MB/S」である事を示しています。
アプリケーションパフォーマンスクラス class A2 は、スマートフォンやタブレットでSDカードにインストールされたアプリケーションの実行やデータ保存を行うための規格です。A2は「最低保証速度10MB/S」で、ランダムアクセスがRead4000/Write2000(IOPS)となっています。
また速度の規格は、ガジェット側(スマホなど)が対応していないとインターフェイスがボトルネックになって、想定する動作が出来ない場合があるため注意が必要です。
筆者も迂闊で、検証する際カードリーダーが貧弱なのを忘れていました。
SanDisk
カードリーダーが貧弱なためReadが遅いが、動画では無いランダムアクセスなので速度的に正常範囲、。SanDiskはWriteがやや速い。
しばらく使用してへたる感じでは無かったのでハズレではありませんでした。
Transcend
カードリーダーが貧弱なためReadが遅いが、動画では無いランダムアクセス速度的に正常範囲。transcendはReadが気持ち速い。
こちらも、しばらく使用してへたる感じでは無かったのでハズレではありませんでした。
結論
結果として1年で同じ規格の物を3枚づつ購入したのですが、いずれも速度は同じようなものでした。
実際のところ小型半導体なので、生産管理上100%良品を出荷するには至らず、たまに初期不良品がありI/Oが異常に遅いため、偽物だと訴える人がいるのだと思います。私も何年か前に1ファイルの転送でI/Oがヘタったものがあり、メーカーに送り返したところ初期不良品だったそうです。
他の記事などでも、「遅い製品=偽物」というレッテル貼りをしてしまっているので、それを見た人が、「異常に遅い…偽物だ!けしからん!」みたいな短絡思考に陥っているんだと思います。
ここでは書きませんが、偽物があるという事を書いておき、よからぬ事をしているケースもあるので、道徳意識がおかしい人に利用されているケースもあります。個人的にこれが一番嫌です。
電気製品、もっと言えば"電気を用いる機械"にはどうしても初期不良があるため、はずれを掴む可能性がある事は念頭に入れておいた方がいいです。
ちなみに筆者はガジェットを購入したことのあるメーカーであれば、8割以上ほぼ全メーカー初期不良を引いています(泣)。その時のメーカーの対応こそがそのメーカーの本当の姿なのです。