AirPods Pro 2徹底レビュー|音質・ANC・ヒアリング機能を完全解説

Appleの最新ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 2」。

初代からの進化は見た目だけではありません。新しいH2チップにより、ノイズキャンセリングや音質がさらに向上し、ケースのU1チップで紛失も安心。

さらに、補聴器代わりになるヒアリング機能や、Spatial Audioのパーソナライズ機能も搭載。

iPhoneユーザーなら見逃せない最新機能を、実際の使用感・操作方法・バッテリー性能・メリット・デメリットまで、専門レビューの視点で徹底解説します。

AirPods Pro 2は誰向け?購入前に知るべきポイント

iPhoneユーザーにおすすめな理由

AirPods Pro 2は、iPhoneとの相性が抜群です。

iOS端末との接続で利用できる以下のApple独自機能が魅力です。

  • Spatial Audioパーソナライズ:頭や耳の形に合わせて3D音響を最適化
  •  Find Myアプリ対応:イヤホンやケースの紛失を簡単に追跡
  •  自動再生・装着検出:イヤホンを外すと音楽停止、装着すると再開
  • Audio Sharing:1台のiPhoneから2組のAirPodsに音声を同時出力

これらはAndroid端末では利用できず、AirPods Pro 2を最大限活用するにはiPhoneが必須です。

Androidユーザーが注意すべき点

Androidでも音楽再生や通話は可能ですが、Spatial AudioやAudio Sharingなどの機能は非対応です。

もしAndroid端末でワイヤレスイヤホンを探しているなら、Android向けの高評価イヤホンを検討した方がコストパフォーマンスが高くなります。

難聴・補聴器としての活用可能性

AirPods Pro 2は、iOS 18以降で「ヒアリング機能」を使用できます。

簡単な5分間の聴力テストで個人に合わせた音量調整が可能になり、補聴器代わりに日常生活でも利用可能です。

apple airpod pro 2 外観

AirPods Pro 2の基本スペックと特徴

外観・デザインの進化

  • ケース:光沢ホワイトに加え、シルバーのストラップループとUSB-C端子
  • 防水性能:ケース・イヤホン共にIP54防水で、軽い雨や汗も安心
  • イヤーチップ:XS/S/M/Lの4種類から選べるシリコン製で、耳に合わせて密閉感を調整可能

H2チップ・U1チップ搭載でできること

  • H2チップ:ノイズキャンセリング性能向上、Adaptive EQ、低遅延音声伝送
  • U1チップ:Find Myアプリで正確な位置情報を取得
  • ケーススピーカー:紛失時に音を鳴らして検出

付属イヤーチップ・装着感チェック

装着感は非常に軽く、長時間の装着でも疲れにくい設計。

中サイズ(M)が標準的ですが、左右で異なるサイズを使うことで最適なフィット感が得られます。

密閉性を高めるとANC効果も最大化されます。

操作性・使い方を完全ガイド

タップ・スワイプ・Siri操作一覧

操作 アクション
1回タップ 再生/停止、通話応答
2回タップ 次の曲
3回タップ 前の曲
長押し ANC/Transparency切替
スワイプ上/下 音量調整
Hey Siri 音量変更、再生操作、メッセージ送信

自動再生・装着検出機能

イヤホンを外すと自動停止、再装着で再生再開。

ただし、ポケットやケース内では肌に接触していないため再生はされません。

最新ファームウェアで追加されたジェスチャー操作

頭を上下に動かすと通話応答、左右に振ると着信拒否など、ハンズフリーで操作可能です。

音質・ANC・マイク性能を徹底レビュー

Adaptive EQとSpatial Audioでの音質体験

H2チップとAdaptive EQにより、耳の形に合わせて低・中音域が自動補正されます。

これにより、ジャンルを問わずクリアでバランスの良い音質を実現。

Spatial Audioは対応コンテンツで臨場感のある3Dサウンドを再現します。

ANC性能の測定結果と実使用感

AirPods Pro 2のANCは、20〜30dBの外音遮断が可能で、通勤やカフェ、飛行機内でも十分効果を発揮。

密閉性を高めるイヤーチップ選定がANC性能を最大化します。

通話マイク性能

マイクは室内環境ではクリアですが、屋外や風の強い環境では一部音声が途切れることがあります。

風切り音低減や周囲ノイズ抑制機能はありますが、極端な環境では注意が必要です。

バッテリー・耐久性・接続性まとめ

バッテリー持続時間と充電方法

  • イヤホン単体:約5時間43分(ANCオン時)
  • ケース込み:約24時間再生
  • 充電方法:Qi/ MagSafe / Apple Watch充電マット、USB-Cケーブル
  • バッテリー最適化:iPhoneの使用習慣に合わせて80%まで充電、必要時に100%に調整

Bluetooth 5.3接続・Android対応状況

AAC対応で低遅延、高音質再生可能。

ただしAndroid端末では安定性がiOSよりやや劣ります。

ケース・イヤホンの耐久性・防水性能

IP54防水で汗や軽い雨に対応。

ケースの耐久性も高く、日常利用での破損リスクは低い設計です。

apple airpod pro 2 warkout

ヒアリング機能と新機能の活用法

ヒアリング機能の設定と使い心地

iOS 18以降で利用可能。簡単な5分の聴力テストで最適化された音量調整が行われ、周囲音の補正も可能。

補聴器代わりに日常生活で利用できます。

パーソナライズSpatial Audio設定手順

TrueDepthカメラを使って耳と頭の形を計測。

設定は一度行えば、複数のAppleデバイスに同期可能。

Find Myアプリでの紛失防止機能

ケースやイヤホン単体の位置を正確に把握可能。

指定場所での通知除外や、アラート音の鳴動も設定可能です。

AirPods Pro 2のメリット・デメリット

メリット デメリット
高性能ANCで快適な外音遮断 Androidでは機能制限が多い
Adaptive EQとSpatial Audioで音質向上 通話マイクは風の強い環境で弱い
ヒアリング機能で補聴器代わりに 高価(39,800円)
防水性能IP54、軽量設計 旧型からの買い替えは必須ではない
Find My対応で紛失リスク軽減 EQカスタマイズはサードパーティアプリ必須

結論|買うべきか?旧型との比較

  • 初めて購入するならAirPods Pro 2
  • 旧型ユーザーはANC・音質・ヒアリング機能の向上を評価してアップグレードを検討
  • Androidユーザーは他の選択肢も検討

AirPods Pro 2は、iPhoneユーザーにとって日常から通勤・運動まで幅広く活躍する万能イヤホンです。

最新機能をフル活用すれば、音楽・通話・健康サポートの全てを快適に体験できます。

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