
GoogleのPixel 7シリーズで、バッテリーの膨張が相次いで報告されています。
ユーザーの中には、購入から約2年で側面パネルが浮き上がり、爆発や発火の危険を訴える声もあります。
過去にはPixel 7aでも同様の不具合が多発し、Googleが一度限りの無償交換に応じた例もありました。
バッテリー膨張の原因は、内部の化学反応によるガスの発生「アウトガス化」です。
経年劣化のほか、充電方法や衝撃による損傷が影響します。
対策としては、充電を常に100%にせず、20〜80%の範囲を意識することや、Pixel 7シリーズに搭載されている「アダプティブ充電」を活用することが推奨されます。
ただし、初期不良や構造上の問題による膨張は、ユーザー側では防ぎようがありません。
問題はGoogleの対応にもあります。
サポートフォーラムでは、正規修理での費用補償が案内される一方、画面や背面の損傷は保証外とされるなど、一貫性に欠けるとの不満が寄せられています。
Pixel 7は2022年発売で2027年までサポートを謳っていますが、こうしたトラブルが早期に頻発する現状は耐久性への不安を強めています。
結論として、Pixel 7シリーズのユーザーは、バッテリーの異常に早めに気づき、充電習慣を工夫しつつ、不具合があれば速やかに保証申請を行うことが重要です。
Googleが今後どのように対応を改善するかが注目されています。