
Googleは今秋、Fitbit Premium会員向けに新しいAIウェルネスコーチ「Gemini」を提供すると発表しました。
この発表は、最新モデル「Pixel Watch 4」の公開直後に行われたものです。
さらに、バスケットボール界のスーパースター、ステフィン・カリー氏がパフォーマンスアドバイザーとして参加することも明らかになりました。
このAIコーチ機能は有料会員向けに提供されます。
GoogleはFitbitを所有しており、昨年のPixel Watch 3以降、FitbitアプリはPixel Watchシリーズの標準フィットネスアプリとなっています。
アプリ自体は無料で利用できますが、上位機能の一部は有料で、AIコーチもその対象です。
Fitbit Premiumは月額9.99ドル、年額79.99ドルで利用でき、Pixel製品やFitbitデバイス購入時には6か月の無料期間が付属する場合があります。なお、利用には米国内在住であることが条件です。
Geminiコーチは、ユーザーのトレーニング目標や体力レベルに応じたカスタムプランを提案します。
例えば「時差ボケを改善するには?」といった質問にも対応可能です。
仕組みはAppleのWorkout BuddyやSamsungのRunning Coachに似ていますが、Googleは「科学に基づき、あなたに最適化されたAI」と説明しています。
また、Pixel Watch 4ではGeminiがユーザーのお気に入りの運動を学習し、自動的に推測・提案できる機能も搭載されています。
手動でワークアウトを記録するほど予測精度が高まり、煩わしい操作を減らせます。
さらに好みに合わせた運動の推奨も行います。これらの機能はPixel Watch 4専用ですが、Fitbit Premiumの有料枠ではありません。
新しいAIコーチは10月からFitbit Premium会員向けにプレビュー公開されます。大幅に刷新されたFitbitアプリ内で体験できる予定で、本格的な正式リリースはその後になる見込みです。