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新しい14インチMacBook Pro M4を数週間使用した感想として、このPCは現在購入できる中でも優れたノートPCのひとつです。
特に、ナノテクスチャディスプレイによる反射防止、24時間に及ぶバッテリー寿命、そして高速なM4チップを搭載したApple Intelligence機能は魅力的です。
ただし、価格248,800円(税込)からに対して、いくつか気になる点もあります。
ここでは、購入を検討する理由と避けるべき理由を挙げます。
購入の理由
1. ナノテクスチャディスプレイ
Nano-textureディスプレイは、従来の反射防止ディスプレイとは異なり、ガラスをナノレベルでエッチングして光を拡散し、反射を抑えつつ色精度を保つ画期的なパネルです。
屋外や光の多い環境でも明るく鮮やかな画質を実現し、HDRで1,500ニトの明るさも魅力的です(このオプションは追加+22000円です)。
2. 長時間のバッテリー寿命
Appleはビデオ再生で24時間のバッテリー寿命を謳っていますが、実際のウェブサーフィンテストで18時間31分も持続しました。
この数値は、MacBook Pro M3やIntel版Dell XPS 13を上回り、日常使用に十分なバッテリー性能です。
3. M4チップとApple Intelligence
3ナノメートルプロセスのM4チップにより、前世代よりも高速なCPUコアとマルチスレッド性能を誇ります。
メモリが標準16GB、SSDも1TB搭載され、複数アプリの同時使用もスムーズです。
Apple Intelligence機能により、改良されたSiriや便利な写真編集ツールが利用可能で、Windows 11のCopilotを凌ぐとの評価もあります。
4. 外部ディスプレイ対応
MacBook Pro M4は、2台の外部ディスプレイと本体ディスプレイの同時使用が可能で、Thunderbolt 4ポートも3つ備えています。
より広い作業空間が必要なユーザーには朗報です。
5. シャープなWebカメラ
新たに12MPのセンターステージカメラを搭載し、映像の品質が向上しました。
プレゼンなどの際に自動的にフレームの中央に映し出されるため、動きが多い場面でも便利です。
避けるべき理由
1. SSDの速度
ベンチマークテストでは、SSDの速度が前世代のM3モデルよりも若干低く、特にWindowsのトップシステムと比べると劣ります。
大容量ファイルの転送が多いユーザーには物足りない可能性があります。
2. ゲーム性能の限界
M4モデルは高性能ですが、ゲームには最適とは言えません。
特に「ボーダーランズ3」は23fpsと、快適なプレイが難しい速度でした。
ゲーム用には、GPUコアが増えたM4 ProやMaxモデルが適しています。
まとめ
M4 MacBook Proは、旧モデルからの大きなステップアップとして高速で、Apple Intelligence機能をフルに活用できます。
特に、ナノテクスチャディスプレイとバッテリーの持ち時間には満足しています。
ただし、SSD速度や高画質ゲームのための追加コストがやや不満点です。