最初のUSB4 2.0ケーブルが正式に認定|驚異的なデータ速度が予想される

USB4 2.0規格が登場してから約2年が経ち、ようやく対応製品が市場に出回り始めました。

最初の対応製品として、エレコムが世界初のUSB4 2.0認証ケーブルを発表しました。現状エレコムはUSB Type-Cケーブル2種類を12月中旬に発売すると発表しています。

現状エレコムはUSB Type-Cケーブル2種類を12月中旬に発売すると発表しています。

一つは転送速度80Gbps、電力供給60Wのモデル、もう一つは240W(48V/5A)の大容量電力供給に対応するモデルです。

2つのケーブルは最大8K/60HzのDisplayPortパススルーにも対応します。

この商品は発売当初は日本国内のみでの販売となる予定ですが、他国展開の詳細は不明です。

従来のUSB4 1.0は40Gbpsの転送速度が限界でしたが、エレコムのケーブルはそれを倍に引き上げる可能性があります。

現時点ではUSB4 2.0にネイティブ対応したマザーボードやデバイスはまだ存在していません。

MicrosoftはUSB4 2.0対応をWindows 11の一部プレビュービルドに導入し始めていますが、新規格の高速転送を実現するには、PCがPCI-Express 5.0 x4バス接続に対応する必要があります。

USB4 2.0規格は最大120Gbpsの転送速度を実現するとされていますが、まずは80Gbpsの対応製品が普及するまで時間がかかりそうです。

この規格はUSB 4 1.0、USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3など過去の規格とも互換性があります。

おすすめの記事